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眠るためのマッサージ・・・?
月菜「えっと…こう、すればいいんですよね?」
小さな手がモノを掴んだまま、ゆっくりと上下に動き始めた。
健吾「んなぁ、ルナちゃん、ちょっと! 何でそんな事するのぉ!?」
月菜「健吾さん眠そうだったので」
健吾「それとコレとどういう関係が!?」
彼女の考えている事、やろうとしている事がまったく理解できない。
月菜「気持ちよくなれば、心が落ち着いてリラックスできますから。
   そうすれば、自然と眠れるはずですよ」
健吾「それはマッサージとかの場合でしょ!? これは違うッ!」
何というか…て、天然か? この子。
この分じゃ自分がしていることが何なのかも分かっていないんだろう。
しかし、彼女の手の動きが止まる事はない。
月菜「でも、健吾さん。気持ちいいですよね?」
健吾「うんッ!」
月菜「リラックス、できてますよね?」
健吾「ある意味ッ!」
月菜「眠くなってきました?」
健吾「いやまったく!」
こんな事されているのに眠くなる奴なんていないだろ、普通は。
月菜「健吾さんが眠くなるまで、ずっとこうしていますから」
健吾「ま、マジかよおおぉおぉおうぅうぅっ!?」